YN


1.発表当日

 2度目の2次試験当日は苦闘した。試験後に再現答案を作成し直後に参加したすいねく勉強会の議論で、自分の再現答案にますます落ち込んだ。
試験後の約1ケ月半、街へ出ると出題事例のスポーツ用品店や木製家具メーカーが頭から離れず、自分の再現答案を思い出しては、こう記述すれば良かったなあと悶々と後悔する日々が続いた。
発表当日は出張中の携帯電話へ、自宅の妻から口述案内の通知到着が知らされた。
「えっ本当?」合格の報に接した瞬間は喜びよりも信じられないと疑ってしまうという、なんとも言えない不思議な感覚に陥ったのが素直な心情であった。

2.この2年間の振り返り

 思い起こすとこの2年間には予期せぬ環境変化があり挫折しそうになった。勉強会の仲間や勉強会の先輩の合格体験記や助言に励まされ、何とか継続してきたことが原動力になった。学ばせて頂いた全て の皆様に感謝の気持ちでいっぱいである。
「社会人のリハビリ」という言葉をねくすと勉強会のオリエンでOBの方から伺った。また取り組み姿勢において、「素直になること」ということも多くのOBの方から伺った。
今回、幾つかの逆境の中で挫けそうになっても、言い訳をせず素直な気持ちでひたすら取り組む、 そこには合格するという確固たる信念というか、強い気持ちが必要であることをねくすと勉強会での仲間たちとの受験体験を通じて学ばせて頂いた。
人生においては後半戦に入り、「50にして天命を知り、60にして耳従う」という言葉がある。
まさに「全てに学ぶ、素直に学ぶ」心で、この資格が活かせる新たな挑戦へ踏みだしたいと思う。

この体験記がこれからチャレンジされる受験生のみなさまへのささやかな参考になれば幸いである。

3.受験歴

・2005年1次試験×       (海外赴任となり受験のみ)
・2008年1次試験○、 2次試験× (ねくすと1次組、1次後2次組に参加)
・2009年1次受験せず、2次試験○ (ねくすと2次組)

4.勉強の取り組み(スタートが肝心、言い訳はしない、ピンチをチャンスに!)
●1次試験(2008年)・・・OBの激励で奮起!

・2007年12月 ねくすと勉強会に参加、本格的に勉強を開始。
なんといってもスタートが肝心、すいねく+どねくオプションは大変有効(意識の高い仲間の存在)。
・2008年春先に実家が罹災、父の緊急手術と長期入院で数ケ月は勉強時間の確保が困難となる。
しかし言い訳はしない、ピンチをチャンスに、新幹線、バスの中、病院の待合室、全ては勉強場所。
・2008年8月1次試験を受験。
初日の4科目は手ごたえ不十分、特に経済、財務の科目に帰りの道中は挫折にも近い危機感が襲う。
帰宅後、ねくすと勉強会のMLにOBの激励、「最後まで絶対にあきらめるな!」に奮起した。
徹夜で10数時間、ひたすら残り科目に取組み、試験後半は意識朦朧だったが、結果は合格点に到達。

●2次試験(2008年)・・・財務事例で撃沈!

・2008年10月の2次試験に向け、初めて2次過去問の事例解きに取り組む。
・どねくオプションへも参加、朝から過去問事例解き、夜の部の財務特訓は疲れた状態で実戦に備えた。
・しかし、試験当日は財務問題で計算全滅、記述も不十分の対応となり、結果は「BBAC」の不合格。
・直後のすいねく議論で再現答案の出来の悪さに打ちのめされたが、この悔しさは次のバネになる。

●2次試験(2009年)・・・財務事例だけは絶対に後悔しない!

・昨年の敗因は、2次試験に対する実力レベルの認識の甘さ、圧倒的に財務事例の準備不足だった。
・本年は2次試験に集中し、財務特訓と年6回の模試で80分のタイムマネジメントを訓練した。
・勉強会では仲間との議論や答案の中から、”良いところ”に注目して、学ぶことに重点をおいた。
・直前3ケ月はどねくオプションを利用して過去からの財務事例をできるだけ集め、事例毎に出題の意図を整理し、設問間のつながりを考え、記述と計算のタイムマネジメントの訓練は有効であった。
・出題される事例企業には課題がある、この企業をどう診断し助言すれば良くなるか、さまざまな業種や業態の財務事例で繰り返していると、他の事例でも全体観を掴む訓練になったように思う。

5.最後に

 昨年、不況期になると論語が流行るという話を伺った。人間学を学ぶ月刊誌「致知」主催の講演会でのことである。中国数千年の歴史の中で何度かの迫害を乗り越えながら生き残ってきた論語には、人間の叡智が詰まっている。この苦境の時にこそ、論語から学ぶ「人間力」や「企業は人なり」ということを診断士に求められる姿と重ね合わせ考えさせられた。
ねくすと勉強会には、診断士を目指す高い志をもった多くの仲間や熱い思いのOBの方々がおられ ます。これからも共に学ばせていただき、世の中に貢献できるよう研鑽を積んでいきたいと思います。
お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。
以上

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