pingpan(ぴんぱん)

まず始めに、2011年7月に途中参加という形でねくすとに参加させていただき、その中で合格に向けて多大なるサポートをいただきましたOBの皆様、ならびに直前期の忙しい時期にも関わらず、ねくすとでのやり方を丁寧に教えていただきつつ一緒にディスカッションをさせていただいた勉強仲間の皆様に、お礼申し上げます。

合格のご報告並びに感謝の気持ちを、合格体験記という形で代えさせていただきます。

[自己紹介]

職業:ITインフラ系SE (PMに従事)
知識:勉強開始当初は、情報以外はほぼ知識0の初学でした
得意科目:1次 -> 情報、財務、2次 -> 事例2、事例4
苦手科目:1次 -> 法務、経済、2次 -> 事例1

受験歴:2011年 1次試験合格 (7科目合格。498点) / 2次試験合格
勉強歴:
2010年9月~2011年10月:T○C ストレート本科生
2011年7月~2011年10月:ねくすと勉強会 (1次組に途中参加)

診断士を目指した理由:
以下の3つが複合的に絡み合って受験を決意しました。
1. SEとしての次の進路を考えたときに経営の道に進みたいと考えるようになった
2. 商工会議所の創業塾に参加したときの講師が診断士の方で、診断士になれば創業支援などの事業に携われることを知った
3. 経営者としての知識を体系的に学びたかった

[合格体験記]

合格体験記として、私が初学・ストレート合格するために実践してきたことを記載いたします。

◇1次試験について
私が考えた1次試験7科目同時突破の鍵は、「財務会計を早めに得意科目にして、直前期の追い込みは暗記科目に集中できる環境を作る」勉強をすることでした。
これは、財務会計の点数を伸ばすためには一朝一夕にはいかず、逆に暗記科目は直前期に効率的にやる方が点数が伸びるためです。
従って、直前期に財務会計を慌てて勉強しているようでは、暗記科目に十分な時間を割くことができず、本番で財務会計は微妙な点数・暗記科目も点数伸びない、結果不合格という道を辿ることが見えていたので、このような計画を立てました。

私の場合は受験校に通っていましたので大まかな勉強のペースメーカーは、受験校のカリキュラムでした。
GW前までに7科目の一通りのインプットを終えて、GW後から試験本番までに7科目を2回転インプット/アウトプット学習をするというスケジュールでした。
そこにプラスαで実施したことは

1. 財務会計の計算力強化のため毎朝最低30分、財務計算問題を解く (過去問や計算問題集など。雨の日も風の日も解きました。)
2. 暗記3科目 + 運営管理は、直前期に徹底的に暗記。特に中小の政策は骨の髄まで暗記し、白書もグラフとグラフの注釈は徹底的に暗記

の2点でした。
1.の財務会計は、近年理論問題の出題数が増えています。理論問題はどこがでるのか対策が立てにくく点数も取りにくいので、よけいに計算問題での失点が致命傷になることが想定されます。
財務会計の計算は2次試験にも直結しますので、1次試験の勉強中から徹底的に練習することをオススメします。
2.の中小は、今年は特に難しくなったため勉強時の暗記が甘く中小で数点足りなくて落ちた方をたくさん見てきました。
中小は難化した時、しっかり暗記した人となんとなく暗記した人の差が最も出る科目です。
正直、どんなに難化しても政策はしっかり勉強していれば対応できない問題はありません。
ですので、政策を完璧なくらい暗記できる勉強時間を直前期に確保できるよう、他の科目をそれまでに仕上げておく計画性が重要だと今年の試験で切に感じましたし、その勉強方法が間違っていなかったと実証することができたと思っています。

1次試験は、正直勉強したかしなかった。合否の結果に影響することは、それだけだと思います。
その意味でも、合格するための最も重要なことは「勉強すること」であることは肝に銘じておくとよいと思います。
どんなに苦手な科目でも勉強すれば40点以上はとれるようになるはずですので・・・。
勉強したのに足きりされた!という方は、勉強方法が間違っています。
足きり回避の方法は勉強方法だということも今回の試験を通じて肌で感じました。

◇2次試験について
2次試験の勉強を本格的に開始したのは、1次試験後の8月上旬からでした。
それまでに、各事例を1問ずつとGWに2次対策セミナーに参加しましたが、それ以外は特にやっていませんでした。

8月上旬からですと11週間しかないため、合格するためにもっとも最短経路で勉強する必要があったため、まず最初に以下のことを実施しました。

1. ねくすとの資料の中にあった「不合格者の反省」を読み、なぜ落ちたのかを分析する。そして、そうならないためにどうするかを考えた。
2. 合格することにこだわった。「診断士として・・・」というあるべき姿は、合格後に身につければよいと割り切って、合格するために必要なことだけをやった

1.については、分析結果から次のような状態にならないためにどうすればよいのかを考えて勉強に取り組みました。

a. 落ちたときの敗因分析で仕事などを理由に勉強する時間が確保できなかったという言い訳をする
(-> 朝の時間、通勤時間、睡眠時間をけずるなどなど、仕事が忙しくても勉強する時間はどこかにあるはず。)
b. 80分のプロセスが固まらない状態で試験にのぞむ
c. 1次試験の知識が足りなかった、またそれをうまく活かせなかった状態になる
d. 解答が与件に関係のない自分の考えだけを使ったものになる

これらを意識しつつ、ねくすとを活かしてOBとの個別相談(K坂OB)やSSM(OBとマンツーマンで自分の解答にツッコミをいれてもらうねくすと独自の勉強法。K下OB)やすいねくでのディスカッション、毎日1事例を80分で解く訓練、事例を解いた後の振り返りシート作成、H22-H13の過去問すべてやるなどを実施して本番を迎えました。

本番は、何度も心が折れそうになりつつも事例企業と真摯に向き合って解答を書きました。
終わった直後、絶対落ちたと思ったのですが、合格発表当日に自分の番号があったのは、自分が最初に立てた課題を克服するためにやるべきことをすべてやったことがいい結果につながったからだと思います。

[まとめ]

今思う初学・ストレート合格するために必要なものは、

1. 1年間診断士の勉強にすべてを捧げるだけの覚悟と勉強時間(個人差ありますが、私は約1,000h/年 でした。)
2. 最短で合格するための計画とPDCAサイクル
3. 合格を引き寄せる運

2次試験、試験である以上答えがあって合格する方法はありますが、その正解が発表されずここまで書けば100%合格する保証がないところに難しさがあります。
となると、合格と不合格を分けるほんの数%は、運の要素もあると私は考えています。
といっても、運をどうあげるのかに答えはありませんが。。。。(私は、徹底的に験担ぎました。w)
しかし、運も実力のうちと言いますので、そうしたことも少し意識してみてもいいかもしれません。

来年受験される皆様、今年1年ねくすとOBとして微力ながらサポートいたします。 ぜひ、遠慮せずOBの力を使っていただければと思います。

以上です。

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