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この合格体験記を記すにあたり、まず、ねくすと勉強会に入会して以降4年間、お世話になったOB(ともに受験生だったのに先にOBになられた方を含む)ならびに受験生の皆様に感謝の意を表したいと思います。この4年間、モチベーションを維持できたのは、ねくすと勉強会の皆様のおかげであり、ねくすと勉強会に在籍していなければ、途中で諦めていたかもしれません。ありがとうございました。

1.私の受験歴

2007年 1次試験合格 2次試験不合格(CBDB 総合C)
2008年 1次試験合格 2次試験不合格(DBAA 総合B)
2009年 1次試験合格 2次試験不合格(ACCA 総合B)
2010年 1次試験合格 2次試験不合格(ADAA 総合B)
2011年 1次試験合格 2次試験合格
ご覧の通り、1次試験には2007年から毎年、合計5回も合格しています。これだけ何度も1次試験に合格したら2次試験は免除してくれても良いのでは?と思ってしまうほどです。

2.受験のきっかけ

 ある日、会社の後輩が会社の自己啓発支援制度の申し込みをしているのを見かけたので尋ねたところ、去年の1次試験に合格したが2次試験が不合格だったので日本○○パワーの2次講座を受講するとのことでした。聞けば、1次は独学で通過したが2次は独学では無理そうなので受験校に通うとのことでした。彼が中小企業診断士の受験をしていたなんて知らなかった私は、「1次の勉強は毎日していたの?」と尋ねてみました。すると、「毎日なんてやってないですよ。1次はどうにでもなりますよ。」と。私はその返事を真に受け、ならば自分もやってみようと考えました。その頃、将来は転職や独立をすることを漠然と考えていたこともあり、「どうにでもなる試験」ならば取っておくのも悪くないと思ったのです。(そのとき、2次試験については考えが及んでいませんでした。)

3.受験生活1年目(2007年)

 会社の後輩の話を聞いて受験を決めたものの、やはり独学では難しいだろうと考えた私は、受験校に通うことにしました。そこで、日本○○パワーとT○Cに講座の説明を聞きに行ってみました。結局、ロケーション的に便利なT○Cを選択し、ストレート速習生コースに申し込みました。2007年1月のことでした。それから、T○Cのカリキュラムに従い1次試験の勉強にとりかかりました。まず取り組んだのが企業経営理論でした。なんだか、経営コンサルタントになるための勉強をしているという感じがして、楽しかったのを覚えています。しかし、どの科目も初めて学ぶものばかりで、2科目、3科目と進むにつれ覚えなければいけない量に圧倒され始めました。1次試験までの残された時間を考えると、とにかく暗記するのに必死でした。大学受験の時以来、したことのない様な勉強量でした。
そのような状態で2次試験の勉強にはまったく手を付けられず、いつしか、1次試験に合格することが目標のようになってしまっていました。
必死の勉強の甲斐あって、1次試験を無事合格することができました。1次試験後すぐに2次試験の勉強にとりかかったのですが、1次試験の勉強はやることが明確だったのに対し、2次試験は何をやったらいいのか分からないという状態でした。初めて過去問を解いてみた時も、何を答えて良いやらさっぱり分からない問題ばかりで、すっかり意気消沈してしまいました。1次試験の学習をしっかりやれば2次試験もその延長で対応できるのだろうと甘く考えていたので、その落胆ぶりといったら相当大きかったです。気が付くと、いわゆる1次燃え尽き症候群のような状態になってしまっていました。そんな状態のまま初めての2次試験を受験し、A判定が一つもないという散々な結果に終わりました。
そんな中、来年に向けてどのように勉強したらよいのか分からずにいたときに、偶然、ネットでねくすと勉強会を知りました。そして、12/13にオリエンテーションに出席し、ねくすと勉強会に入会させていただくことにしたのです。
そんな中、来年に向けてどのように勉強したらよいのか分からずにいたときに、偶然、ネットでねくすと勉強会を知りました。そして、12/13にオリエンテーションに出席し、ねくすと勉強会に入会させていただくことにしたのです。

4.受験生活2年目(2008年、ねくすと1年目)

 ねくすと勉強会では、2次組に参加しました。過去問を使って、メンバーがそれぞれ自分の答案を持ってきて議論をするのですが、初めのうちはついていくのが精一杯という感じでした。週末にじっくり時間をかけて事例を解き、その解答をすいねくに持っていき、ツッコミを受けて再考し週末またじっくり考えるというサイクルを徐々に作っていきました。すいねくには、皆勤賞に近いくらい出席したと思います。
この年は、ねくすとのいろいろな臨時企画にも参加しました。ゴールデンウィークに行われた「スモールビジネスマーケティング」の研究や経営分析をじっくり学習するといった企画、2次試験直前期に行われた経営分析の指標別の書き方研究をするといった企画です。1次試験後は、げつねくが立ち上がり、月曜日と水曜日がねくすとという生活でした。
一方、2次試験の受験指導を専門に行っているA○Sという受験校にも通っていました。とにかく2次試験の勉強をがむしゃらにやっていました。
そんな努力もむなしく、この年の2次試験も合格することはできませんでした。「もし事例Ⅰでそこそこ取れていたら合格もあったのでは・・・」と事例ⅠのD判定を悔やみました。

5.受験生活3年目(2009年、ねくすと2年目)

 前年のすいねくには100%に近い出席率で出席していたのですが、この年は、欠席することが多くなってしまいました。前年は会社でも「受験勉強のため」 ということで早く帰ることを大目に見てもらっている部分があったのですが、さすがにこの年はそういう訳に行かないということが多くなったためです。
それでも、週末には勉強時間を確保して過去問を中心に事例を解くことを継続し、「量が質に転化する」というねくすとでの教えを信じて、のべ200事例以上を解きました。
そんな過去問解きの回数を自分の糧にして望んだ3度目の2次試験でしたが、事例Ⅲでは手が震え、事例Ⅳでは頭が真っ白になってしまいました。

6.受験生活4年目(2010年、ねくすと3年目)

 この年のねくすと継続に際しては、前年の出席率の低さから、第1クールに一定の出席をすることを条件に入会を許可してもらいました。遅刻してでも出席するという決意をし、すいねくにできるだけ出席するようにしました。
一方で、勉強のスタイルは、あまり変えませんでした。自分は「いい解答」を書けるという過信があったからです。それは、それまで解いた過去問の量がその根拠となっていました。また、自分の解答を「いい解答」だと言っていただくことがしばしばあったということも自信に繋がっていました。
この年も過去問を中心に何回転も解くということを続けてのべ200事例程度を解き、「今年こそは合格」という気持ちで4度目の2次試験に臨みました。しかし、結果は、事例ⅡでD判定をもらってしまい、またも不合格でした。2次試験当日の感触では、まさか事例ⅡがD判定だなんて思いもしていませんでした。

7.受験生活5年目(2011年、ねくすと4年目)

 4度目の2次試験不合格を受けて、自分の解答プロセス、自分が考えている「いい解答」、2次試験の勉強方法などについて、それまでと根本的に変えなければいけないと考えました。前述の事例ⅡのD判定は、その証左であると痛感したのです。
それまでの自分は、過去問を何回も解いたことで「量が質に転化している」と過信していましたし、自分の解答は「いい解答」であると誤解していました。
そこで、まず再現答案で敗因分析を行いました。そして、合格者の解答から、合格答案の「的」を探りました。もちろん、例年同じようなことを行っていましたが、今から思えば、それが十分でなかったのだと思います。前述の過信、誤解が邪魔をしていたのだと思います。しかし、初年度でストレート合格する人が存在する、自分より後からねくすとに入った人が先に合格していく、という現実から、自分のどこが間違っていて、自分に何が足りないのか、ちゃんと向き合い、変えなければ合格できないと考えたのです。
自分の再現答案を分析すると、まず、多くの受験生が書いていることを外さないということがとても大事であると感じました。自分の事例Ⅱの解答は、他の受験生の解答と書いている内容が違っていることが分かったのです。そこから、80分のプロセスの中で「何を書くか」について考える過程の重要度を引き上げることにしました。(これは、ねくすとでは「方向性」というフレームワークを用いて解答の「的」を探ることに通ずると思います。)次に、合格者やA判定の解答でも、書いている内容がバラけている設問が存在するということが分かりました。そこから、そういう設問は難易度が高いということだから80分の中で必要以上に時間をかけないという、設問ごとの優先順位付けの考え方を改めました。
また、初学者でもストレート合格する人が存在するという事実から、「素直に書くこと」の重要性について考え直しました。自分は、それまで解いてきた事例の量から、こねくり回して考えるようになってしまっているのではないか、多年度受験生が陥りがちな状態になっているのではないか、と考えたのです。
そのような考え方の変化から、事例を解く回数は減りました。その代わり、80分のプロセスの中で何をして、優先順位はどうで、・・・といったことを繰り返し考え、「自分のプロセス」を固めることを重視しました。そのために、解いたあとに振り返りを行うということを実行しました。振り返りは、解答の中身云々より、なぜその解答を書いたのか、事前に立てた目標に対してどうだったかといったことを中心に行いました。それにより、解答の根拠を考える際の思考方法の定型化や解答作成プロセスの定着を図りました。
結局、この年はのべ80事例ほどしか解きませんでしたが、2次試験直前期には例年になく解答プロセスは固まっていたように思います。

8.最後に

「量が質に転化する」というねくすとの教えは、正しいと思います。ただし、どうすれば転化するのかを考えなければいけないと思います。私は、ただがむしゃらに事例を解いただけで、それだけでいつか転化すると考えていました。
ねくすと勉強会は、議論を通じて「考える」ことのきっかけやヒントを得ることができる場です。受験生には、是非、ねくすと勉強会を最大限活用して欲しいと思います。
この合格体験記がねくすと勉強会の受験生、特に多年度受験生にとって何かの参考になれば幸いです。
今後は、OBとしてねくすと勉強会に関わり、これまで自分が受けたサポート、指導の恩返しを受験生へのサポートという形で返していきたいと思います。
本気で合格を志しそのために精一杯の努力をしているすべての方が、合格を勝ち取ることを心から祈念致します。

以上

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