うえ


Ⅰ.はじめに

ねくすと勉強会の皆様、本当にお世話になりました。まず、感謝の言葉を述べさせていただきます。ありがとうございました。 私は、試験に対していくつかの気づきと意識の変化があったため、合格という結果に至ったのだと思っています。その気づきや意識の変化は、ねくすと勉強会だからこそ、得ることができたものでした。

Ⅱ.受験履歴

2009年 一次試験 ×
2010年 一次試験 ○  二次試験 × (BCCC-C)
2011年 一次試験 ×  二次試験 ○

私は受験校に通っていた頃、講義やテキストをこなす勉強で満足していました。勉強を第一とし、必死にがんばっていましたが、正直それは自己満足の世界だったと思います。2010年に二次試験不合格という結果を受けて、勉強の仕方や量等、いろいろと反省をしました。反省する中で、何かいい勉強方法がないか模索してきた時に出会ったのが、受験生主体で運営している「ねくすと勉強会」でした。

Ⅲ.ねくすと勉強会を通じて得た「気づき」

ねくすと勉強会は、過去問と各人の解答に対するグループ議論を主流としています。この勉強会で私が得ることのできた気づきを、以下に書かせていただきます。

① 自己満足に陥らない
Ⅱ.にも書きましたが、受験校に通っていた頃、私は講義やテキストをこなすことで満足していました。しかし、ねくすと勉強会での勉強(より具体的には、自分が作成した解答に対して他者からツッコミを受けること)により、自分が見落としていた視点、解答プロセスに気づく機会がありました。勉強会のOB、メンバーから刺激を受け続けたため、受験校に通っていた頃のような自己満足に陥ることなく、勉強を継続させることができたと思います。

② 読みやすい解答を書く
受験校の模範解答の中には、カッコよく、自分もこう書けるようになりたい!と感じるようなものがあると思います。私もTB○の模範解答を見て、憧れを感じ、通学を決めました。しかし、私が模範解答のように専門用語を散りばめ、もっともらしく解答を作成すると、支離滅裂な文章となっていました。アウトプットとそのフィードバックを受ける機会が少なかったため、受験校のプロ講師のような解答が書ける訳なかったと思います。このねくすと勉強会は、私の読みにくい解答に対して、きちんとツッコミして下さるメンバーやOBがいました。おかげで、わかりやすい文章を書こうと意識するようになりました。

③ 二次試験は過去問が重要
中小企業診断士は国家資格であるため、試験は委員が練りに練って作成した問題だと思います。受験校に通っていた頃は、講義が受験校のオリジナル問題を主体としていたため、日々の勉強の中で過去問を勉強することはほとんどありませんでした。しかし、ねくすと勉強会に参加する中で、繰り返し過去問に触れ、メンバーで討議するというプロセスにより、過去問のレベルがいかに高いか気づくことができました。ねくすと勉強会に入ってから、勉強する教材はほぼ過去問のみでした。

④ 柔軟性を持つ
勉強会には、素晴らしい解答を作成される方がいます。その解答に対して、自分に足りないモノ(視点、思考プロセス、日本語の表現等々)は何か考えるとともに、自分が良かった点は次回も活かしていこう意識しました(ほとんどありませんでしたが・・・)。二次試験は、絶対的な合格水準が見えないものだと思います。勉強会でメンバーの解答や討議を参考にし、「絶対」に拘らず、自分なりの思考プロセスや解答を柔軟に構築していこうと思うようになりました。

⑤ 合格後のあるべき姿を意識する
勉強会には、すでに合格を勝ち取られたOBの先輩方がいらっしゃいます。私は先輩方との会話やツッコミを通じて、その先輩のモノの考え方や伝え方を学び、合格後にはこんな姿になっていたい!という目標(憧れ)を持つようになりました。勉強会を通じて、先輩方の人間性も学ばせていただきました。つい最近の合格者が身近にいる環境は、合格後の姿を意識する上で非常にいい刺激になったと思います。

Ⅳ.二次試験に向けた意識の変化

Ⅲのような気づきを得る中、二次試験に向け、自分のエンジンが明確に切り替わったのは9月末、某OBからスーパー○○(以下、○○)を受けた時でした。その内容は、過去3年分の過去問に対する解答を作成し、その解答に対してOBからサシでツッコミを受ける、というものでした。この○○を通じて、試験に対する意識は明確に変わりました。以下に9月以降、特に大きく変わった4点を挙げます。

① 80分の解答プロセスを明確にする
○○を受けるに当たり、OBから80分の解答プロセスがあれば提出するよう話がありました。私はある程度の解答プロセスを持っていたものの、ざっくりとしたモノしかありませんでした。他人と解答プロセスについて情報交換したことはほとんどなく、その程度でもいいのだろうと思っていたのです。しかし、解答プロセス提出後、OBから「もっと丁寧にプロセスを持つべき」とのアドバイスをいただきました。実際にOBの解答プロセスを拝見したのですが、自分のプロセスの甘さを痛感したことを覚えています。それからは模試等を活用し、自分の80分の解答プロセスをブラッシュアップし、本番に備えました。

② 与件の言葉や表現を使う
私は9月の段階でも与件の言葉や表現が使いこなせておらず、「解答が一般論になっている」、「不用意な言葉を用いている」等の指摘をいただきました。与件の言葉や表現の使用は、ねくすと勉強会に入ってからずっと意識していたのですが、試験まで残り時間が少ない中、OBからサシで指摘を受けたことにより、自分の意識の甘さを猛省しました。そこから自分の過去の解答や与件を徹底的に見直していきました。

③ 試験当日までのスケジュールを意識し、心身のコンディションを高める
中小企業診断士の試験は、年一回。たった一回しかないため、試験本番に向けて心身のコンディションをMAXに持っていくことは非常に重要です。しかし、仕事や日々の勉強をこなすことで精一杯であり、試験に向けたスケジュールやコンディションへの配慮を十分に行っていませんでした。
私は水泳に関して、20年弱のキャリアを持っています。OBから、「水泳(競泳)の試合に臨むような意識で試験に備えてはどうか」という旨のアドバイスをいただきました。水泳(競泳)は、0.01秒を競う世界です。種目によって異なりますが、僅か1分の間で全てが決まることもあります。辛く、途方もない日々の練習をこなしても、勝負はわずか1分。どんなに練習をしようと、試合での結果が全てです。しかも本番では誰も助けてくれません。そんな世界で培ったコンディションの調整方法をこの試験にも応用してみました。振り返ると、この点は自分の強みの一つであったと思います。
※ 二次試験当日、「試合に臨む」というあの緊張感を持つため、水泳(競泳)で使用していたジャージを着ていきました。

④ 感謝の気持ちを新たにする
私は、二次試験直前の22日までOBに指導いただきました(メールを通じてでしたが)。受験校に通っていては経験できないような贅沢だと思います。
自分の解答に付き合って下さったOBに合格という結果で何とか恩返しをしたい、そんな思いを改めて持つようになりました。お世話になった多くの勉強会のメンバーやOBの方々に自分なりに恩返しをするためには、合格しなくてはと思ったことを覚えています。

Ⅴ.最後に

私は今回の診断士試験に合格することができました。しかし、まだまだ人間としては未熟者です。今回の結果に慢心することなく、診断士を目指すことにした初心、ねくすと勉強会で学んだこと、これから学ばなくてはならないことを、一つ一つ大切にし、自分自身に活用していきたいと思います。皆様、本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。

以上

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