合格体験記(hot)

1.はじめに  
 平成13年、新制度となった診断士試験にどうにか合格できました。ここに合格までの足跡を示します。
 まず私が考える合格者像ですが、
1つは要領がよく、頭の回転がめちゃくちゃ早いタイプ。
もう1つはねばり強く、しつこく最後までがんばれるタイプ。
私は明かに後者のタイプだったと思います。
私は2001年、「最高で2次合格、最低でも2次合格」とスローガンを部屋に 貼ってがんばってきました。(柔ちゃんのパクリですが・・・)

2.2次合格まで
2.1 学習機関
 去年、2次の初トライに失敗したあと、もう一度やれば合格するのか大変不安でした。あまり得意とは言えなかった中小企業対策がなくなったのはプラス要因だとしても、情報に加えて商業、工鉱業の知識も必要とされるということで、なにをどうやっていっていいか、まったく見当もつかなかったからです。
 受験機関は、親身な指導を期待して、JCONを選択しました。結果的には、今までの3部門の基礎的な知識を初歩からわかりやすく、インプットしてもらえました。ろくに勉強せずに新1次に合格できのは、過去に蓄積した知識はもちろん、ここでのインプット学習が功を奏したからだと思います。(まあ、2001年度は難易度も低かったんでしょうけどね)

2.2 弱小との出会い
 さて、2次に失敗したあと、ふと見ていたYahooの掲示板に、弱小のお知らせが掲示されていました。半信半疑ではありましたが、診断士の勉強において、勉強会が非常に有効であるという話がどこかの合格体験記に載っていたので、オリエンに参加しました。
そこでOBの方々の話、またいっしょに試験に挑戦する方々の話を聞いて、その雰囲気も気に入りましたし、会の趣旨、つまりGive & Takeの精神に共感しました。ここでみんなと一緒にがんばろうと決心し参加を決意しました。

2.3 ねくすととの出会い
 弱小に通うようになり、兄弟勉強会であるねくすとを知りました。平日限られた時間の中で密度の濃い討論が続きました。。弱小が私のような元情報系の多いのと異なり、元商業系の方が多く、知識にも幅ができたと感じました。

2.4 小人数勉強会
さらに、むかしからの仲間と弱小もJCONもない日にあつまり、やはり過去問を解くことを中心に勉強しました。大学の同期である先輩診断士も引っ張りだしてとことん討議を重ねました。

2.5 勉強会の強み
 なぜ、自主勉強会が有効なのでしょうか。やはり事例解析においては、自分の回答プロセスや整合性について、第3者の目を通して客観的に評価されることが何より重要だからだと思います。また疑問に思えば、納得行くまで話ができるというのも大きな理由です。受験機関に通っているだけではなかなか自分の意見を述べたり、その正当性を確認することや弱点を明らかにすることは困難です。弱小やねくすとでは、OBが来てくれた場合には、なんらかのヒントや指針を示してくれることがあり、発想の転換などもスムースにできます。

2.6 合格へのポイント
☆ギャップ分析
 私がアドバイスを受け、また気がついたことは、自分の回答と模範回答や合格者の再現回答とのギャップをつかみ、それを是正していければ、確実に実力がついていくという点です。
☆過去問主義
 さて、具体的に私が主にしたことはなんだったかというと、それはひたすら過去問と解き、討論を続けるということです。これが1月から10月の試験直前まで続きました。平成11年と12年については全部門最低2回転、ものによっては4回転くらいまわしたものもあります。
またニフティ上のオンライン勉強会にも参加し、そこで事例についてのオンライン討論を行いました。このように、徹底的に過去問にこだわることにより、思考プロセスや文章構成能力がついていったのだと思います。特に、注意したことは以下の3点です。
①引用できることは、できるだけ事例文や設問文から引用して解答を行う。
②事例分や設問分の「しばり」に注意して解答する。
③設問文に素直に妥当に答える。知識偏重に陥らないようにすることが重要です。
「これだけだけなの?」、と思われるかたも多いかと思いますが、これだけです。ただこれだけを身につけるために、私は1年間かかったと感じています。
☆とにかく出席
 弱小に限って言えば、2次組参加者の中ではトップの出席率だと思います。年間通じて欠席は3回でした。そのうちの一回はあのアメリカ・ニューヨークの悲劇が起こった時にたまたま出張で渡米しており、出席できなかったものも含まれています。ただそのときの課題についてもこなしておき、電子メールで送りました。また宿題についてもほぼ100%行い、空欄は意地でも作らないようにしました。

2.7 模試について
 模試は各社いろいろ工夫をしながら出題、予想をしてきますが、やはりそればかりを鵜呑みにはせず、いろいろな情報を集めていき、「まあそんなもんかなあ」と思う程度でいいと思います。私は結局3社の模試を受けました。いい時と悪い時の差が激しく、結局どれが実力かはわかりませんでした。上位2%に入ったものもあれば、上位60%の時もありました。なので順位はあまり気にしなくてもいいと思います。よければ素直に喜び、悪ければちょっと反省すればいいです。
 それより、①時間配分、②解いていくプロセスの確立が大切です。時間配分、読むこと、考えること、書くこと、見直すことのそれぞれにどれくらい使うかってことです。プロセスは、考える場合の手順ですね。これらを意識して模試を受け、訓練できれば当日もおちついて受験できます。ちなみに私はこの②までは確立できましたが、①まではできませんでした。

2.8 家族の理解
 家族にはずいぶん、わがままをさせてもらいました。資格取得のための勉強とは言え、ずいぶんさみしい思いもしたことでしょう。この資格を取った以上一生勉強がは続きますが、今までよりはちょっとペースが落とせそうですので、すこしづつ恩返しをしていきたいと思います。

3 最後に
 ほんとにここまで来れたのは、弱小やねくすと、ニフティCUGのOB、仲間、弱ねくmatty会、そしてなんと言っても小人数勉強会を中心に1次からずっといっしょに勉強してきた親友に支えられてきたからだと思います。ありがとうございました。
 大学の友達でかつ先輩診断士である方から頂いた言葉をみなさんにも送ります。

 「知識をつけるのではなく、知恵をつけろ!」
素直に、謙虚に、工夫をして勉強し、解答を作成していく能力を身につければ、必ず道は開けると信じています。そして、「楽しんで」勉強しましょう。栄冠は必ずあなたの手に。

付録.1次合格まで
 そもそも私が診断士資格取得を考えたのは、SEとして、もっと提案力をつけていきたい。またそのバックグランドとなる知識を身につけていきたいというものでした。情報処理旧1種合格により、どうやら科目の免除もあるらしいということを知ったのも、受験動機の1つでした。
 はじめは会社の自己啓発にあった通信教育(産能大学)からのスタートでした。平成10年7月からです。テキストを読み始めて、通信添削をこなしましたが、まったく身になっているとは思えず、1回出してから、休眠状態に入りました。その後1月から同産能のスクーリングに通いはじめ、少しは知識の整理ができ始めましたが、その年の1次(情報部門)はまったく手応えもなく、不合格でした。
 平成11年10月からは今度は企業経営通信学院の1次を1度以上経験したことのある人を対象としたクラスに通いはじめました。そこで一からやり直しました。
1.基本テキストの熟読と簡単なまとめ
2.問題集 500選の実施
3.答練、模試の復習
上記3つにより実力をつけていけたと思います。特に2,3については繰り返し行いました。できたなかったものはチェックし、2回目以降はできないものだけをやりました。ただ注意したいのは、あてずっぽで正解したものはもう一度やることです。