合格体験記(しょうぱぱ)

ニ次試験合格体験記

今年の1次・2次試験に続けてストレート合格できたのは、勉強会に参加したからこそと思っています。有り難うございました。

1.中小企業診断士を目指すきっかけ

1)動機
 平成2年から総合シンクタンクに勤務し、地域振興の一環として商店街振興や農家・漁家等による特産品のマーケティングを手伝っています。また、地域産業振興策を検討する仕事もあり、中小企業庁の施策の中に中小企業診断士なるものがあることを平成4年当時から知っていました。そこで、自分の業務に非常に関連しているため、勉強してみようかと思い立ったのです。
2)専門科目
 もともと理系の出身であり、平成2年に商店街の情報化としてPOSシステム、平成3年に卸売業の情報化としてEOSについての仕事があったため、素直に情報部門を選びました。しかし、情報科目にそれほど強みを発揮できるわけでもないので、失敗したのかも知れません。

2.勉強の経緯

1)平成11年2月から平成11年8月まで
・利用教材 企業経営通信学院の通信教育(情報):2月〜7月
 シンクタンクから得意先の財団法人に出向したため、比較的時間と心に余裕が出た時期でした。そこで、もう一度中小企業診断士にチャレンジしようと思い立ちました。
 しかし、思い立つのが少し遅く今から思えば、無理がありました。始めて自分では集中して勉強したこともあり、1次試験に手応えがあったと勘違いをし、企業情報通信学院の2次速習コース?に通いました。ここで始めて、人と議論する方式の勉強が効果があることに気づきました。ここでも、不合格でしたが、勉強の楽しさを久しぶりに感じたため、平成12年の試験に向けて、10月から取り組むことにしました。
2)平成12年
a)商業部門へ
 11年の情報科目がさっぱり解けなかったため、さらに、1年間情報科目を勉強する事へ躊躇がありました。また、せっかく本腰を入れて勉強するので新しいことを勉強したいとも考え、商業部門での受験を決意しました。
b)1次勉強方法について
c)1次勉強方法について
○勉強会
 先述のとおり、議論した方が効果的であると考えがあり、以前から弱小・ねくすと勉強会を知っていたこともあり、迷わずに両勉強会に参加することにしました。また、TBCに通学で勉強しました。
○FLIC勉強会
 商業部門・共通部門共に参加させていただきました。特に、作問担当をすると「曖昧な知識が自分で確認できる」「作問者の気持ちを考えることが出来る」等の利点があったと考えます。突飛な問題を作ってしまったこともあったかも知れませんが、非常に役に立ちました。
> ○学校
 商業科目は全く始めてであり、特に店舗管理についての独学でこなす自信がなかったこと、労働省の補助金がもらえることもあり、TBCに通学することにしました。
 TBCは1月から隔週のスケジュールでちょうど弱小がその間を補完する形になっていました。勉強会では、問題集での議論を自分の言葉で行うため、意味の咀嚼や曖昧な記憶であるキーワードを自分で確認でき、非常に実力アップに役立ったと考えます。
 TBCでの順位も、中間模試、合宿、模擬試験(6月)と徐々に上向いていきました。
○勉強手法(6月まで)
 一年間を通じて、知識の定着と入手には、TBCのテキストの熟読、問題集の解答の繰り返しで行いました。記憶の定着と記憶できる分量はある程度限られていると思いますから、以下にキーワードを階層化して理解するように努めました。また、自分でサブノートは一切作りませんでした。その時間があったら、キーワードを書いて覚えることに専念しました。また、歩いているときや夜道でも勉強できるようにMDを利用しました。記憶すべき事項を吹き込み、繰り返し聞きました。
 TBCでは範囲を決めて2週間ごとに試験をするため、目標が分かり易く、試験科目に集中しました。
特に、どうしても覚えられないものは、ごろあわせも使いましたがほとんどが切り口(人、もの、金など)で理解し、覚えました。
○勉強手法(7月)  模試はTBCのみにし、それまで解いた試験問題を繰返しました。特に間違った問題を集中的に見直すのではなくすべての問題を繰り返す方法を採りました。試験日前日までに2時間で総復習が出来ることを目標に、していました。
○教材(1次)
 繰り返し勉強したもの:TBCのテキストと11年度中小企業白書、2000年版中小企業白書、TBCのアウトプット(試験問題)
○参考資料(1次) イミダス(マーケティング関連に優れるため) ステップアップ財務(平成11年に3度繰り返したので、今年は1度のみ)短問式問題集(キーワードの補完に利用)中小企業診断士第2次試験戦略診断パワーエクササイズ商業部門(2次の教材ですが1次試験に役立つと思います。)
二次試験対策:8月から9月
 TBCの2次速攻コースに通いました。中小企業対策と事例に分けて書きます。
  1)中小企業対策
○8月
 中小企業対策として、TBC予想を信じ、200字をまるうつしする作業を続けていました。また、2000年の白書で創業、経営革新、結びなどの部分は何度も読み返しました。この時期には、40個を何度も書いて覚えることが主でした。
○9月
 中小企業施策総覧が出版されたことを受けて、600字を自分なりにまとめました。  テーマを絞り込んで創業などの7テーマを最終的に覚えました。
 また、200字については勉強仲間との意見交換を参考として、最終的に72個をリストし、8月に覚えた40個を丸暗記しました。
 直前の1週間でまでに、中小企業対策で覚えることを確定し、最後の1週間で毎日暗唱に努めました。 2)事例
 事例は、TBCのアウトプットと過去問(H7-H11)を解きました。事例は時間を決めて、時間内で解く訓練をしました。回答欄のイメージが湧かないので、受験経験のある学習仲間にどれくらいの大きさだったかを確認したりもしました。
1.二次試験を通過した要因分析
 8月末に受けたTBCの模試で、事例の偏差値が30ぐらいでしたので、最後までどう勉強したらよいか悩んでいました。合格できたのは自分でも不思議ですが、自分なりに事例解答に当たっての考え方は持ったつもりです。
1)問題に沿った解答
 問題文を読み、そこから設問者の期待する解答を読みとる努力をしました。これは、過去問を解くに当たっても常に意識していました。
2)元気のある中小企業イメージ
 中小企業庁が監修している元気な中小企業を紹介する本が、たくさん出版されていますので、全部で三冊程度読みました。白書の事例ではなかなかイメージしにくいためこうした本によるイメージの定着を図りました。
3)一次試験の知識活用
 一年間以上事例を学習している昨年度以前の1次合格者とまともに競争したら、一年間勉強時間が少ないため、競争に負けてしまいます。では、どうすれば差別化でき、五分の勝負が出来るかを考えました。
 自分の二次試験におけるSWOT分析をすれば、一次試験で訓練した切り口を活かした解答をすることだと考えるのがその解答となります。TBCでも一次試験の知識で解答するようにとの指示がありましたが、逆に一次試験の知識を意識した解答を書くことこそ、他の受験生との差別化につながると考えました。。
4)2次勉強方法について
1次試験結果に多少自信があった(合格した後だからいえることですが)ため、8月7日のみ休養し8月8日から勉強を再開しました。TBCへの通学と勉強会の2本立てですすめました。
○中対(200字)
 中対は、平成11年も一通り憶えたのではじめての勉強でないため、とりつきにくさは感じていませんでした。
 2次は中対勝負と信じていたため、8月8日から40個をまとめてひたすら写経のように、書いて憶えていました。また、通勤途中でもMDに録音した内容をひたすら復唱しました。最終的には、72個まで増やし復唱につとめ、40個のみ内容を完璧に書けるようにしました。
○中対(600字)
 中対600字は、中小企業総覧が発行されてからまとめはじめたので、9月には入ってから準備しました。中対600字はねくすとの有志とはじめた必勝塾(?)で課題を提示され、自分なりに白書から引用し、600字にまとめていく作業を9月の最終週までし、2週間で暗記に入りました。結局、経営革新、創業支援3種類、中小企業基本法、金融、ITの7個を書けるようにしました。
○事例
 事例はTBCで学習した一方、過去問をflic、ねくすと、弱小の場を借りて平成7年度から11年までの問題を解答し、議論しました。とくに、OBの方と一緒に勉強していた同輩と議論し、自分の未熟な解答を反省したことが良かったと考えます。また、MMCの「ここを直せば合格」を熟読し最も参考としていました。また、小林憲一郎氏の商店街診断の基礎も役に立ちました。
○模試
 TBC模試を8月下旬に受け、400人ぐらい中380番ぐらいでした。 
☆参考図書 (中対)  中小企業白書2000年版、中小企業総覧、中小企業庁の各種パンフ       TBCの完全攻略 (事例)  MMCの過去問題集(これを教えてくれたじゅんさんに感謝です)       ここを直せば合格(試験当日まで復習しました。)

最後に:

 1次試験は知識の集大成と考え、基本に理解と基本問題を取りこぼさなかったのが勝因でしょうか。
2次試験では、ストレートの強みは事例の解答に1次の知識を色濃く反映させることと考えていたことでしょう。1次試験から2か月で2次試験当日なのですから、出来ることは限られています。したがって、1次の販売管理と仕入管理、店舗施設管理の知識をフル活用して差別化をこころがけました。つまり、中小企業診断士試験における自己SWOT分析を実施し、試験当日に差別化を図ることを心がけました。自己に対する受験コンサルティングといったところでしょうか。こうしたことを考えるのも役だったのだと思います。
 今年は、妻の絶大なる協力を得られ家庭的な心配をせずに勉強に打ち込めたことも大きな勝因でした。

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