合格体験記(yutaka)

はじめに

2006年1月、真冬の東京に大雪が降った日に、ねくすと勉強会の「合格に向けての決起会」がありました。志を同じくするものの集まり。独学で来た私は、降りしきる雪を溶かすような周りの熱意に刺激を受けながら、今年は「ねくすと」中心で頑張る決意を固めました。
それから月日が経ち、秋も深まる10月にむかえた2次筆記試験。そして12月のクリスマス翌日の合格通知。これまで自分なりに努力し、苦労を重ねてきたつもりですので、結果がついてきて本当によかったと思います。受験生活3年のうち、以下に、「ねくすと」と歩んだこの1年について述べさせて頂きます。

1.「ねくすと」入会動機

2004年2次の雪辱を期し、それなりの努力を重ね、2005年2次試験に臨みました。しかし、試験中に不合格を確信するような散々な状況で、自分の力の無さを痛感しました。
「独学で来たが、これからやり方を変えねば、来年も二の舞だ。」「受験校に行くつもりは無いし。でも勉強会というものがあるな。営業職なので人前で話すのは好きな方だし、自分には向いているかもしれないな。」2005年10月の2次試験終了後に、早くも来年の2次を見据え、「ねくすと」への参加を考えておりました。

2.入会後の経緯

【2006年1月から4月】
2次試験受験の権利があったことから、2次対策に特化する「ねくすと2次組」に入りました。残業が非常に多かったのですが、毎週水曜日に開催される議論の場に極力参戦しました。
気をつけたことは、@自分で調べ、自分の頭で考えるプロセスを重視すること、A議論の中でOBや会員から受けたアドバイスは素直に聞くこと、です。
この過程で過去問に対する取り組み方が随分と変わったように思います。特に、@与件の読み方、A方向性の把握の仕方、B題意の捉え方、が格段に進歩したと思います。陸上で泳ぎ方の教科書を読むよりも、実際に水の中で自らの手足を動かしながら泳ぎ方を覚える―――そんな感じです。
自分にとって、事前準備と議論の場は、最も効果的な2次学習の場となりました。また、そのような場を提供してくれた「ねくすと」は、仕事上生活が不規則な自分にとって、ペースメーカー的存在でもありました。


【2006年5月GW】
GWに開催された特別企画「ねくすとGWスペシャル」に参加しました。ここで方向性把握について、OBの方の貴重なアドバスを受けると共に、一つの事例に深く取り組み、「事例企業の方向性把握の重要性」を心底、実感できました。私の大きなターニングポイントになったと思います。


【2006年5月から7月】
この期間、出張など仕事の都合で、「ねくすと」にほとんど参加できなくなりました。勉強時間確保も難しかったのですが、「ねくすと」で取り組んだ過去問中心に、朝の時間を活かして、2次学習を行いました。30分の短時間でもいいので、集中力を自らの極限まで高めて行いました。その過程で、4月までの学習で「ねくすと」から得たノウハウをもとに、「自分に最もマッチする事例解法のプロセス」を確立させていきました。


【2006年8月〜10月中旬】
盛夏の8月初旬、1次試験を受験しました。過去2年同様、1次は合格でした。1次対策は、ほとんど勉強時間が取れなかったのですが、@過去2年の知識的な貯金があったこと、A前日の中小企業施策のヤマが当たったこと、B法務が易化したこと、などが良かったのだと思います。
1次試験後は、各受験機関の模試を受験しました。前年までは、ほとんどの模試が平均集団であったのですが、自分でも驚くような好成績が取れ、「ねくすと」の効果を実感しました。
また、この頃から週末に開催される「ねくすと」のオプション勉強会にも参戦し始めました。仕事は相変わらず多忙でしたが、気力で踏ん張りました。自分が最も使いやすい道具(事例解法のプロセス)があると、与件を前にあれこれ悩まなくても良くなるので、それほど疲れが残らないものです。
試験直前期間は、「ねくすと」で取り組んだ過去問を再度繰り返しました。試験4日前はねくすと最終回がありました。この時に議論した2003年事例Uは、方向性把握の最終確認として格好の題材でした。ねくすと最終回終了後にOBの方々の激励を受け、2次試験突破への闘志が一層湧いてきました。


【2006年2次本試験】
10月22日に明治大学で受験しました。試験中はとにかく、守勢に回らず事例企業の方向性把握に努めました。マーカーを有効活用することにより、下書きを極力省略し、方向性把握の時間を捻出しました。大体でも良いので、基本的な方向性をつかめばこっちのものです。題意が把握し易くなり、また与件と設問のキーワードが浮かび上がってきました。80分のうち40分で構想を練り、残りの40分で因果を重視しながら一気に書き上げました。その過程では、各設問に対し、体が自然に反応する感じで次々とマス目を埋めていくことができました。過去問繰り返し学習の成果です。
試験終了後に、細かな与件の拾い漏れが次々と見つかり、意気消沈したのですが、結果は合格でした。今思うと、本試験でも自分で確立したやり方を崩さず、方向性に立脚した骨太な答案を書けたのが良かったと思います。

3.「ねくすと」に入会して良かった点

■不規則な生活環境の中でも、受験仲間やOBとの交流を通じて、モチベーションを維持・向上できたこと。
■過去問の議論を通して、過去問とその方向性把握の重要性を実感できたこと。「ねくすと」の各種ノウハウをもとに、自分なりの事例解法のスタイルを確立できたこと。
■そして何よりも、人間的に素晴らしい多くの方々と出会えたこと。

4.診断士を受験される方へのアドバイス

■勉強方法は十人十色だと思います。最適な方法を探して下さい。但しゴールは一緒です。このゴールへの気力が最後にモノをいうものと思います。また、長丁場の中で、その気力を支える家族や受験仲間の存在と理解は重要です。野球のピッチャーだけでは試合ができません。周囲への感謝の心を大事にしながら、自分のスタイルを早めに確立し、気力で完投して勝利をつかんで下さい。
■当たり前のことですが、勉強会は単に参加するだけでは、意味がありません。個人の努力との相乗効果を追求して下さい。その過程で、同じく努力を重ねている勉強仲間を多く作り、人前で分かりやすく説明できるようになるまで過去問に取り組んで下さい。きっと2次本試験でも揺らがない強力な武器が自分の中に出来ると思います。

最後に「ねくすとの皆様」「私の家族」に一言述べさせて頂いて、この原稿を終了させて頂きたいとい思います。――「心から、ありがとうございました!」


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