2015年 コラム・つぶやき 勉強法(二次試験) 財務会計

事例別のポイント 事例Ⅳ財務戦略(2)財務と言えど与件から

事例Ⅳ、財務戦略事例の2回目は、与件をどう読むかです。

財務事例と言えば、財務諸表の分析や、キャッシュフローの計算など、どちらかといえば計算技術の優劣が評価される事例のように思えます。実際、そうした部分は大きいので、それを一つ一つこの場で説明していくと、いくら時間と場所があっても足りないので、そうした勉強は別の参考書やテキストなどを活用して行ってください。ここでお話ししたいのは、事例Ⅳの与件文をどう考えるかです。

事例Ⅳの与件文は一般的に短くシンプルです。いろんな意味に取れるような言い回しや言葉もそれほど使われていません。それだけに、短い与件文のだけから事例企業の方向性と経営課題を見つけるのは、結構難しいと思います。むしろ、直面している問題とか、今明確な強みなどがさらっと書かれていて、それを経営分析などで後追い確認させるような出題パターンが多いでしょう。特に経営分析では、選んだ経営指標の結果と与件情報が一致しない場合は、よく見直してください。原則的には、与件が示唆する問題を表す経営指標が導かれるはずです。

怖いのが、計算問題で得られた結果と、与件から読み取れる方向性が一致しない場合です。平成26年事例Ⅳの第2問設問2は、キャッシュフローの割引現在価値を求めて、26年度期末に店舗改装するか、次年度まで持ち越すかの経営判断を求める問題でした。予備校が出している解答速報や、診断士関係のサイトを比較したところ、解答は分かれました。結果としては、26年度期末に改装するというのが、与件の最終段落で書かれている方向性と合致しています。しかし、もし異なる結果が出た場合はどうするか。時間があるなら再計算してください。時間がなければ、自分の計算結果を信じてください。残酷ですが、事例Ⅳは、それぐらいの割り切りがないと、計算の負のスパイラルに簡単にはまってしまします。それだけに、普段から自信をもって計算できるようにする必要があるのです。

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