2015年 コラム・つぶやき 勉強法(二次試験)

二次試験準備のプロセスを分解する(4)Action その1

いよいよ、二次試験準備のプロセス分解も、Actionの部分に入ってきました。Actionとは、皆さんが何をするのがよいかの部分です。ただし、Actionの細部は、人それぞれ合う合わないがありますので、そこは皆さんがご自身で判断してください。

ねくすと勉強会では、試験問題を、まず設問から読むようにアドバイスしています。その目的は、限られた時間の中で効率的に与件の情報をピックアップすることと、与件の情報で先入観をもたないようにすることです。その他にもう一つ、設問を先に読む理由があります。

ところで、設問とは一体なんでしょうか。私は、設問を「事例企業の社長の声や悩み」と捉えています。そして事例に取り組むということは、そんな声や悩みと与件情報を理解した上で、この企業の今の問題と課題は何かを分析し、この企業が進むべき道を助言することです。それはいわば、お医者さんにかかる患者のようなものです。

医者は患者に「今日はどうしましたか?」と問いかけます。患者は「最近頭が痛いんです」と不調を訴えます。そして、「この頭痛の原因はなんでしょうか」とか「重大な病気の兆候じゃないでしょうか」といった質問を投げかけてくるでしょう。そこで医者は、「この頭痛はいつから始まりましたか」とか「頭痛以外に何か体の変調はありませんか」と質問します。そして、必要な検査を行い、病気を判定し、治療や投薬をします。

ここで重要なのは、患者自身がなぜ頭痛が起きたのかわからずに困っていること、頭痛がもっと重大な病気のサインだとしたら、患者は将来の人生に不安を感じることといった、質問の裏にある患者の思いです。だからこそそうした思いが質問になって現れるのです。そうした患者の気持ちに思いを馳せて、適切な治療やアドバイスができる医者が、本物の治療ができる名医といわれるのです。

診断士の二次試験の取り組みかたも、これと全く同じです。社長の思いや不安が設問となって現れているのです。ですので、「なぜこの設問が与えられているのか」を考察することが重要なのです。皆さんが設問を読むときにも、同じようなアプローチで取り組めば、与件の読み込みが深くなり、解答骨子の論理性や説得力が増すことになると思います。試験問題の向こう側に社長の顔が見えるようになってください。

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