14OBのひーくんです。
今日の勉強会では、一次試験受験組のテーブルで、平成26年事例4を受験生とともに解きました。その狙いは、財務会計の一次知識を、二次試験でどのように使うのか、そもそもそも一次試験と二次試験で問われ方がどう違うのかを体感してもらうことでした。
第1問の経営指標の問題では、売上高総利益率、営業利益率、経常利益率の違いは何か、定義と意味を口頭で回答させたり、第2問ではキャッシュフロー計算の公式から数値を求めるプロセスを質疑応答でたどったりしながら、約3時間かけて答案を作っていきました。
こうしたやり取りの中で感じたことは、まずは一次知識を正確に理解するのが重要であるということです。特に計算問題では、誤った知識では世界が絶対に得られません。
次に、知識が意味するところを正確に理解しなければならないということです。知識を単なる事実ではなく、与件の文脈の中でどのように当てはめていくのかを、一次試験の勉強段階から常に意識していただきたいと思います。さもないと、戦う武器(知識)があっても、望むプロダクトの完成まではたどり着けません。一次試験の勉強期間中ではあっても、時には二次試験問題を読むなどして、知識の使い方をイメージアップしてください。
一次知識は一次試験のためだけのものではありません。皆さんの最終ゴールは二次試験の合格です。得た知識が一次と二次の架け橋となるようなイメージを大事にしながら勉強されてはいかがでしょうか。