コラム・つぶやき

実例に学ぶということ

2014年OBの井澤です。今は仕事で北海道に住んでいる関係から、ねくすと勉強会ではHP保守関係を担当しています。本当は直接勉強会場にお伺いしたいところなのですが、ご勘弁ください。

さて、北海道は去る9月6日未明、最大震度7の地震に襲われました。地震発生後すぐに停電となり、私の町では電気の復旧までに約1日半かかりました。今でも一部の地域では行方不明者の捜索が続いています。

北海道ではブラックアウトが発生したことから、全ての商店が一時的に営業を中止しました。そのような状況下で、地元資本のセイコーマートの一部の店舗が営業を再開したことに評価が上がっています。

さて、このセイコーマートの強みは何でしょうか。あえてここにはそれを書きませんが、ヒントは、この強みがあるがゆえに、セイコーマートは他の大手コンビニを凌ぐ地元の支持を得ていることです。ここで重要なのは、緊急事態でも営業継続できる装備を持っているだとかいうことが真の強みではないということです。そのもっと基本にある、社としての理念や姿勢が強みなのです。

中小企業診断士試験を続けていると、特に二次試験の勉強では、過去問の分析には長けてくるものの、本番の初見問題には対応できないという受験生が生まれてきます。その理由の一つが、こうした「社会の実例」を自分なりに分析するという努力が十分ではないことにあるのではないかと思います。机の前に座ってする勉強も大事ですが、通勤時間や生活時間を使って頭の体操をすることも大事です。そうすれば、試験本番までの残された時間を2倍にも3倍にも利用できるのです。

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