ふく


「詰め込みすぎていて一回読んだだけでは内容がわからない。」
これは、私がねくすとで言われ続けたツッコミでした。
では、「なぜ読みにくい回答を書くようになってしまったのか」、「なぜ今年は合格できたのか」、「よかった勉強法」などをお伝えしたいと思います。

1. ねくすとで一番読みにくい回答を書く男

私は、ねくすとに入る前はTACという予備校に2年間通っていました。

1年目 TACストレート本科生       1次合格 2次不合格(評価確認せず)
2年目 TAC2次本科生          1次合格 2次不合格(ACAA)
3年目 TAC2次本科生 / ねくすと   1次合格 2次不合格(ACAC)
4年目 ねくすと              1次合格 2次合格

TACでは回答の候補となるモノは迷わず入れ込め!というローリスクメソッドを教えていました。
これは、2次試験はキーワード加点方式だという仮説からくる考え方でしたが、私もこれは正しいと考えていました。
それは減点方式であると、膨大な減点の基準を作る必要が出てくるので、5000人弱の回答を添削するためにはやはりキーワードの加点方式に違いないと考えていたのです。
(採点方式の実態は分かりませんが、現時点では少なくともキーワード加点方式ではないと考えています。
キーワードをつなげて文章全体でどれだけ説得力のある文章であるかが加点方式で評価されている気がしています。)
また、TAC演習事例で成績優秀者となれれば2次合格できるということを無理やり信じ、ひたすらTACの事例を解きつづけたことも回答の読みにくさを倍増させました。

3年目はねくすととTACを併用して勉強しました。
OBからは再三「回答を一回読んだだけでは理解できない。」とのつっこみを受けましたが、模試では点数が取れてしまうことから抜本的な改善には消極的でした。
最終的に、3年目もどちらかというとTAC流で勝負し、不合格になります。

2. 今年はなぜ合格できたのか?

過去3年間の評価を見直して考えたことは、大きく2点です。
①詰め込んだだけで点が取れる試験ではない。特にマーケ事例は。。。
②財務はやればやっただけ点数が取れる事例である。体系的に勉強しなおす。
この2点に関して、重点的に取り組んでいきました。

①財務を体系的に学ぶ。

私は「典型的な問題の対応力は高いが、少しひねられると点数が取れない。」という傾向にありました。つまり応用力がなかったのです。
理系の私は、前提条件から公式に至るまでの考え方を理解していないのが原因だと考えました。
とにかく、その公式の根底にある考え方を理解しようとロジック財務を勉強しました。
この勉強は、ただ演習を解くという勉強に比べ、興味がわき、モチベーションが高まりました。
また、似たような公式の前提条件を切り分けて理解できるようになったと思います。

②読みやすくする。

とにかく、採点者に理解してもらえるにはどうしたらいいかを考えました。
特に並列・列挙は、話の流れが分散しないように注意しました。
「文章の意味のつながりを意識して句読点をうつ。」
「並列・列挙する品詞を同じにする。(並列していることをわかりやすくする)」
「30字で約1文を徹底する」

③再現答案の分析をする。

私は2年連続マーケがCだったので、苦手意識がありました。
マーケに関して再現答案のA評価や合格答案と、私の再現答案で何が違うのかを分析しました。
H21を分析したのですが、抽象的ですが3点ほど、違いが見つかりました。
「与件の根拠が使えきれていない。」
「因果がおかしく無理やりつなげた感がある。」
「設問要求に対して直球がえしができていない。(回答のニュアンスがズレている)」
ただし、それ以上に感じたことは「A評価とC評価でも回答の内容に差がつかない。差がつくのは、因果のつながりなど細かな点」「ただ盛り込んだというような回答への部分点は少ないようだ」というものでした。
H21だからということもあると思いますが、事例2はそういった細かな点で評価が分かれるということを認識しました。

④2次試験本番にモチベーションのピークを持っていく。

今まで、2次試験権利有でずっと勉強してきたので、2次試験前にはバテてしまうという状況が続きました。
このことが試験直前という大事な時期に、今までの復習という”ぬるい”勉強を繰り返してしまう原因だと考えていたので、1次試験直前はあえて2次試験の勉強をしないことで、8月からのモチベーションを高めました。

3. よかった勉強法

4年目合格できたのは確かにねくすとのおかげですが、予備校で得ることがなかったかというとそうではありません。
たまたま、最後のワンポイントをねくすとで得られたんだと思っています。
4年間を通してよかったと思う勉強法を紹介します。

①設問要求に対して、何を回答すべきかを資料にまとめる。

過去問の設問要求は似ている部分が多々あります。
メリット・デメリットの問題、新規事業開発の問題など、毎年似たようなことが聞かれます。
その場合、過去問の回答を踏まえて何を根拠として述べるべきか、結論には何を述べるべきかをエクセルでまとめていきました。
例えば、新規事業開発の問題だと強みがある、機会がある、などは根拠として述べる必要が出てきます。
そういった事を設問毎にまとめていきました。
この勉強は、回答の品質が高まる、与件からの根拠探しが早くなる、などの効果があったと思います。
ただし、資料に頼りきるのではなく、与件をしっかり踏まえるという点には注意が必要です。

②事例を解いて気付いた点を資料にまとめる。

大半の受験生が行っていると思いますが、自身のノウハウをまとめました。
この作業は、アウトプットすることで理解が深まる、資料を読めば短期間で実力を戻せる、等の良い点がありますが、思考が膠着してしまうという悪い点もあるので、常に自分のノウハウは正しいかを自問自答することも重要です。
特に、ねくすとでつっこまれた自分自身の弱点を資料にまとめ、読み返して認識することは大変意味がありました。

③ねくすとでのつっこみを資料にまとめる

各事例毎に自分自身のベスト答案と、それに対するツッコミをまとめていきました。
ツッコミを踏まえて改良したベスト答案も次々まとめていきました。
こうすることで、よくつっこまれる内容を把握することができました。
また、ベスト答案を蓄積していくことで自分自身の思考のくせが理解できました。
つっこみを蓄積していくことで事例に隠された論理も理解できたと思います。

以上、私が行った勉強は、「気付いたことは資料にまとめて蓄積していく。
その蓄積した内容を見直して改良する。通勤電車で読み返して定着化する。」ということです。
ごく当たり前のことですが、この地道な作業が合格に結び付いたんだと思います。

4. 最後に

OB、受験生の皆様には、この2年間本当にお世話になりました。
厳しくも想いのこもったツッコミは、頂いた時は辛い気持ちになることもありましたが、最後には自分自身の血となり肉となり、合格まで導いてくれたと確信しています。

本当にありがとうございました。

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