【はじめに】
中小企業診断士の勉強を開始したのが2015年3月頃でした。当時は2次試験を5回も受験することになるとは考えもしませんでした。正に” The Long And Winding Road”です。振り返ると色々なことがありましたが、通ってきたどの道も無駄になっておらず、消化するには時間はかかりましたが、着実に合格への血肉になってきました。その中でも2016年と2017年にお世話になった、「ねくすと勉強会」で過ごした時間はかけがいのないものとなりました。この2年についてご紹介したいと思います。
【受験歴】
2015年 1次:合格 2次:AACA=B
2016年 1次:- 2次:CCAB=B
2017年 1次:合格 2次:CBBA=B
2018年 1次:合格 2次:BBBB=B
2019年 1次:4科目 2次:合格
【ねくすとの2年間】
①仲間との切磋琢磨
ねくすとには志やレベルの高い仲間が数多くいました。入会前の2015年はAが3科目も取れていたこともあり、入会した2016年は、多少自信をもって臨みましたが、周りのレベルの高さにその自信はあっという間に崩れ去りました。逆に自分が何も知らないことを痛感した次第でした。逆にそうしたレベルの高い方々に追いつき・追い越せという気持ちでステップアップてきました。
②OBの指導
ねくすとには、「○○技法」「○○メソッド」といったOBが編み出して磨かれてきたノウハウが色々あります。そうしたノウハウの伝授にとどまらず、
・毎週のように勉強会に参加し議論や添削
・読み方などのワークショップ
・学習相談
・個別指導
・cybouzでのフォロー
など色々な指導を受けることができました。これは大変貴重な財産になりました。この技法を後に自分で発展させて合格に繋げたものもあります。さらに、OBの中には受験参考書を書かれた方がおりまして、その方から直接受けた講義やアドバイスも貴重なものでした。
③2次学習リーダー
2017年は2次試験の学習リーダーを務めました。どうすれば合格に近づけるのか真剣に考えるきっかけになりました。また、事例Ⅳは仲間で、「テーマごとに分担してお互い講師を務め、理解を深めよう」ということにしました。その中で自分は経営指標を担当しました。お陰で経営指標選択の理解は各段に深まり、以降は経営指標選択で時間を費やしてしまったり、大きく外したりすることは無くなりました。
【2次試験当日】
・事例Ⅰ:今回は組織文化よりの事例で、ねくすとでも良く訓練していたため、「巡り合せが良かった」と感じました。
・事例Ⅱ:「ジェルネイル」が出て一瞬焦りましたが、「国家試験だけに女性が有利になるような問題を作るハズが無い」「こういった問題ほど、より本質的なところが問われているに違いない」と冷静に対応できました。ただし、オプションを解答にうまく活用できなったことが悔やまれました。
・昼休み:食後は軽く事例Ⅲの論点確認を行い、「めぐりズム」を使い15分ほど昼寝をしました。その効果か、午後は眠くならずスッキリした状態で臨むことができました。
・事例Ⅲ:難易度は高く感じましたが、生産管理と生産現場の切り分けが上手くでき、手ごたえはありました。
・事例Ⅳ:得意になったNPVの問題が出て「ラッキー!」と心の中で叫びました。NPV問題を残し他の問題を2回検算したところで15分余ったので、最後まで解き切ることにしました。結果正解でした。
・事後:再現答案は帰りの電車の中と帰宅して夕食後に書きあげました。また、妻に手ごたえを聞かれた時、「一般に手ごたえが良い時は落ちていることが多いというが、今回は今までで一番手ごたえがあり多分受かっていると思う。」と伝えました。
【最後に】
ねくすとには合格に必要なあらゆるものが揃っております。それを活かせるかどうかは自分次第です。OBの中にはちょっと怖そうに見えるけど、根は親切な方ばかりなので、そういった方々をうまく活用すると合格への近道(=passport)が見えてくると思います。ねくすとでお世話になった皆さまへ感謝の気持ちを込めて、今後は自分もOBとして微力ながら、「近道」が見いだせるようお手伝いさせて頂ければと思っております。
本当の最後に以下の言葉を贈ります。
私は我が運命の支配者、我が魂の指揮官なのだ
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.
- ウィリアム・アーネスト・ヘンリー「INVICTUS」