2015年 コラム・つぶやき 勉強法(二次試験)

二次試験準備のプロセスを分解する(4)Action その3〜まず何を考えるのか〜

二次試験準備のプロセスを分解する(4)Actionのその3から、「考える」のパートになります。このパートを始めるにあたり、まず触れたいのは、「何を考えなければならないか」を考えることです。

この連載の中で、解答手順を確立することの重要性について触れました。設問と与件を読み、与件からSWOTの要素を抜き出し、クロスSWOTで事例企業の方向性を編み出し、方向性の実現の観点から設問の解答骨子を作り・・・というのが一般的な解答手順だと思います。この手順を追っていれば、与件や設問の読みが間違っていなければ、解答内容が題意から大きく外れる危険性は小さいでしょう。

ただ、その前提として、「まずはじめに考えなければならないこと」を外さないことが大事です。それは、事例企業の抱える経営課題の緊急性です。これを外すと、せっかく良い助言を案出しても、効果と実行可能性の点で評価が下がります。

例えば、明日の資金繰りが厳しい企業に対し、「新商品の開発力を高めて、収益性の高い商品を販売しましょう」と提案することは、なかなかできません。まずは資金繰りを圧迫している要因をピックアップし、それらの要因にどんな打ち手を取るかについて提案することの方が優先順位が高いはずです。会社の生き残りが最優先の経営課題です。まさかそんなことはするまいと思われるかもしれませんが、なんとか解答欄を埋めようと、優先順位の低い内容まで解答してしまう方がいらっしゃいます。結果として、欄が半分空白の方がよかったということにもなりかねません(本当はダメですよ。ちゃんと埋める努力はしてください)。

経営課題の緊急性を外してしまうということは、採点者に、「この受験生は事例企業のことを全体として理解できているのだろうか」という疑念を抱かせることにもなりかねないと思います。まずはその点から事例を考えて見てください。

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