2021年 勉強法(二次試験)

2021年度中小企業診断士試験合格に向けて

中小企業診断士試験受験生の皆さん、こんにちは。ねくすと勉強会2014年合格OBの井澤です。本日から、今年度二次試験受験を準備されている皆さんに、受験に向けたアドバイスとメッセージを綴っていきたいと思います。

皆さんの中には、8月の一次試験を突破してストレート合格を目指す方、これまで何度も二次試験を受験してきたが結果が芳しくない方など、様々な立場の方がいらっしゃることと思います。二次試験は平均合格率が約2割、低い年だと1割代前半という「狭き門」ですが、そういった試験だという事実を踏まえつつ、どうすればその門をくぐれる解答に近付けるかについて考えてみましょう。

皆さんは、二次試験問題をどのように捉えていますか?いわゆる「試験問題」と捉えているだけでは不十分なように思います。二次試験の与件文と設問は、診断士が支援先の経営者とのインタビューや調査によって得た情報であり、設問は支援先企業が抱える課題とその背景を、診断士として分析・導出する過程であると捉えるべきだと思います。

少し考えてみましょう。支援先企業について、診断士は全ての情報を手に入れられるわけではありません。契約に基づき設定した、限られた時間とリソースの中で手に入れることができた最大限の情報が、与件文であると捉えるべきでしょう。「解答のきっかけが与件に見つからない」という言葉を勉強会でもよく耳にしました。冷めた見方かもしれませんが、与件とは「所詮そんなもの」なのです。「与件の箱庭の中で」と言われるのは、「限られた情報の中で」という意味なのです。

一方の設問は、与件を踏まえて診断士として助言するための「思考過程」として押さえるべきポイントと言えるでしょう。その特徴は事例で顕著に現れます。最近の事例では、冒頭に事例企業のSWOT分析をさせ、強みと弱みを記述させるという内容が続いています。それを受け、「なぜ社長はこのようなビジネスを始めようとしたのか」や「ターゲット顧客をどのように設定すべきか」などの具体的方策を問うという流れになっています。すなわち、まず環境分析というビッグ・ピクチャーを描かせ、それから戦略、戦術というミクロな対応を考えさせる流れです。そうしたストーリーを、予見を読んでせいぜい10分程度で頭の中で描き出せるようにしないと、限られた解答時間で合格水準の答案を作成することはできません。

私が受験した頃は、与件からの抜き出しやその言い換えで何とかなったこともある時代でした。しかし、今の診断士試験はほぼそれが通用しません。与件の内容はあくまでも事例企業の経営に関する「エビデンス」であり、それを診断士としてどのように分析し、実行可能なソリューションとして経営者に提言できるかという能力が求められるのです。特に多年度の受験生の皆様には、安易にテクニックに頼ることなく、また「みんなが書いているから」といった考えに囚われることなく、経営支援の本質に依った解答の作成に努めていただきたいと思います。

とはいえ、「与件をどのように読めば良いのかわからない」という受験生の方も多くいらっしゃると思いますので、8月中旬にオンラインで「与件・説文の読みかたワークショップ」を開催します。ねくすと勉強会の会員以外の方にも開かれたワークショップとしますので、ご関心のある方はご参加ください(プラットフォームの仕様上、最大90名までとさせていただきます)。詳細は追ってお知らせします。

あわせて、「合格に向けた鍛練の場」としてねくすと勉強会に参加いただけると幸いです。

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