このタイトルを見て、いろんなことを想像した方は、その想像力を2次試験で存分に発揮してください。ここでのKISSは、ちょっと意味が違います。
KISSとは、Keep It Short and Simple、訳せば「短く簡単にしておきなさい」です。あるいはKeep It Simple, Stupid!(簡単にしておくんだよ、バーカ!)ともいわれるようですが、ここは品良く、前者の意味でいきましょう。
私も昔はそうだったのですが、解答欄に「これでもかっ!」というほどいろんな要素を詰め込んだ解答を作っては、悦に入っていました。でも、そのような解答は、詰めこんだ要素を無理やりくっつけて文にしてしまっていることが多いです。その結果、厳しい言い方をすると「日本語になっていない」解答になりがちです。
書くべきことが書かれていないと、得点を得ることはできませんから、多くの方は、なるべくたくさんの解答要素を盛り込もうという誘惑に狩られるかもしれません。しかし、関係のない要素が含まれているが故に、解答の中で論理矛盾が起こったり、何を言ってるのかさっぱりわからない内容の解答になったりすることもあるのです。
逆に考えると、みんなが書きそうな、必要十分な要素をちゃんと書けていれば、それだけである程度の点がもらえるのです。そうした要素を、主語と述語、修飾の関係をわかりやすく書くだけで、合格答案にぐんと近づくことができるのです。そのキーワードがKISSです。
あなたは、どんなKISSが好きですか?