2016年 コラム・つぶやき 勉強法(一次試験) 受験生活

一次試験までの過ごしかた

中小企業診断士一次試験まで、一週間を切りました。この時期の過ごしかたについては、ネット上や書籍、予備校等でいろいろとアドバイスがあると思いますが、老婆(というよりおっさん)心ながら、私自身の経験を踏まえていくつか申し上げたいと思います。

最も重要なことは、体調の維持です。中小企業診断士試験は、一次も二次も年に一回しかありません。いくら準備を周到にしても、試験当日に体調不良になれば能力を発揮することができません。体調維持の方法は人それぞれでしょうが、私の場合は「特別なことをしない」ことを心がけました。人間の体と頭は環境順応性がありますが、それでも順応には一定の時間が必要です。一週間というのは順応時間としては短いと思います。普段の生活リズムを普通に過ごしていってください。とはいえ、「普通でなければいけない」と自分を追い込むことはありません。眠れない時は体が寝たいと思うまでボーっとするのも過ごしかたです。

またこの時期は、自分の弱い分野のことが気になります。私は一次試験は全科目受験の一回合格でしたが、それでも企業経営理論、経営法務、中小企業政策には不安を抱えていました。そこで心掛けたのは、比較的自信がある科目の最終確認で気持ちにドライブをかけ、不得意科目については必ず取るべき論点に絞り込んで復習することでした。復習に使ったのはポケテキでしたが、直前期ではそれで十分でした。実際には出題可能性がある論点全てを一冊のテキストでカバーすることは困難ですし、時事問題の出題割合も一定程度ありますので、むしろ日経新聞のような資料を斜め読みしていました。あとは、経済ニュースを一次知識で一人頭の中で説明するという練習をしていました。その甲斐あってか、60点に満たない科目もありましたが大崩れせず、合格基準を満たすことができました。

最後に、ここまで頑張ってきた自分自身を褒めてあげてください。思うほど勉強できなかったというかたでも、かなり頑張ってきたはずです。ここまで来れば、皆さんにとって最大の味方は皆さんの頭と心です。私は試験の前々日に、一度食べてみたかったスイーツを都内のカフェで注文しました。

試験会場では周囲の受験生が手強い相手のように思えるかもしれませんが、そんな受験生も皆さん以上に不安を持っています。「ここまでしてきた自分を認めないのは診断士業界の損失だ!」というくらいの気持ちでいてちょうどいいと思います。試験当日まで有意義な時間を過ごされますように。

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