2015年 コラム・つぶやき 勉強法(二次試験)

二次試験準備のプロセスを分解する(2)Mission つづき

前回の続きになりますが、私が考える「二次試験の戦いかた」とは、「解答ロジック」と「解答手順」を掛けあわせたものです。これは、武道でよく言われる「心技体」に例えることができると思います。

解答ロジックは「心」にあたるものであり、解答のコアとなるものです。解答ロジックは、事例企業がどのような方向に成長すべきであり、そのために取り組むべき課題は何であり、その課題解決について、設問への解答を通じどのように分析・助言するかについての基本的な考え方です。解答ロジックを外すということは、事例企業の課題の「的」を外すことと同じであると言っても過言ではないでしょう。合格答案になる可能性も低くなると考えられます。解答ロジックの質を高める方法は、試験にかかわらず、皆さんの身の回りに起きる様々な事象について、その問題点と課題解決のあり方を、ご自身で考える習慣を身につけることです。そうすれば、試験までの限られた期間で、スキマ時間を活用した準備が可能となります。

もう一つの「解答手順」は、与件と設問を理解し、解答骨子を考え、解答を記述し、全てを80分で完結させる作業フローのことです。いくら良い内容の解答であっても、制限時間内に書き上げられなければ、採点の対象にはなりません。解答骨子が解答ロジックを具体化したものでなければ、これもまた然りです。解答手順は、いわば「体」にあたるものです。いくら良い解答ロジックを導き出せたとしても、解答手順がまずければ、合格可能性が低下します。解答手順の錬成には、ある程度の反復練習が必要です。予備校の答練や勉強会は、反復練習の場に適していると言えます。

そして、「心」と「体」を結びつけ、最高のパフォーマンスを発揮するために必要なのが「技」です。これには、いわゆる解答テクニックや切り口といったものが含まれると思います。準備期間中に心がけていただきたいのが、この「技」のマスターに偏り過ぎないことです。「心」と「体」がしっかりしていなければ、いくら「技」があったとしても、解答全体の質は高まりません。しかし、「技」のマスターに熱心になるあまり、「心」と「体」の鍛錬がやや疎かになる傾向が見受けられます。鍛えられた「心と体」を「技」で高めるというイメージを、常に意識していただきたいと思います。

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