2015年 コラム・つぶやき 勉強法(二次試験)

二次試験準備のプロセスを分解する(2)Mission

実務補習が始まり、来週は診断報告書づくりで忙しくなりそうです。とはいえ、ねくすと勉強会のOBとして、メンバーサポートもしたいと思いますので、来週はマルチタスクで全力疾走するような週になることでしょう(当然仕事も全力です)。

さて、「二次試験準備のプロセスを分解する」の2回目ですが、みなさんにとってのMission、すなわち任務とは何かについて考えてみます。Missionの立て方ひとつで、この後のプロセスの方向性が変わってくることがありますので、よく注意していただきたいと思います。

皆さんにとっての「Mission」とは何でしょうか?それを考えるために、Missionの意味そのものについて考えてみましょう。三省堂Word Wise Web(http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/10minnw/033mission.html)によれば、Missionとは、「任務や使命」のことであり、この「任務や使命」には、三つの要素が含まれます。まず第 1 に「到達すべき目標がある」こと。第 2 に「目標に進んでいく行動がある」こと。そして第 3 に「それらが何かに求められていること」とされています。また、その語源は、「ラテン語で「送る」などを意味する mittere です。その昔、キリスト教の礼拝の終わりに、司教が「Ite, missa est.(行きなさい、解散する)」と告げる習慣があったことから(missa est は受動完了形)、この表現が「神の言葉を送り届けよ」と解釈されるようになりました。ゆえにmission は「伝道」の意味を表すようになったのです。その後 mission は、広く一般に「任務や使命」の意味でも用いられるようになりました」ということです。

この説明を参考に、皆さんのMissionについて考えてみます。Missionの要素である「到達すべき目標」は、中小企業診断士試験に合格し診断士になることです。「目標に進んでいく行動」は、二次試験に向けた勉強や準備でしょう。そして「それらが何かに求められていること」は、診断士として中小企業の事業発展に寄与することです。さすがに「伝道」という意味では解釈が難しいですが、これらの要素を勘案すれば、皆さんのMissionとは、診断士になるために、そして診断士として活躍できる素地を作るために、二次試験に合格する「戦いかた」を確立することです。

前回のコラムでも述べましたが、皆さんは診断士思考の持ち主として、二次試験に登場する、さまざまな経営課題に直面する事例企業に、常に適切な分析と助言を提示することが求められます。経営課題の論点の多くは、事例別にある程度パターン化できますが、論点の表れ方や、事例企業が置かれている環境と論点との関係、論点の重要度の軽重などは事例企業ごとに異なります。また、すべての受験生にとって、二次試験本番の問題は初見問題です。論点パターンに当てはまらない事例が出題されるような事態に直面したとしても、事例企業に対して適切な分析と助言を実施しなければなりません。そのときに皆さんの武器となるのが、皆さん自身が確立した「戦いかた」です。その「戦いかた」は、単なる一次知識の組み合わせではなく、与件と設問の意味や関係を踏まえた、どのような事例にも対応できるものでなければなりません。

それでは、確立すべき「戦いかた」とは何でしょうか。それに関する私の考え方を、次回にお伝えしたいと思います

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