2015年 コラム・つぶやき 勉強法(二次試験)

与件の整理2・・・なぜこんなところに?

与件の整理の2回めです。

平成20年事例2の第4段落で、H温泉組合の歴史について書かれているところがありました。皆さんは、この段落についてどのように感じられたでしょうか?解答に使おうとしてもなかなか使いづらい。一方で、与件文には無駄がないと考えると、何か意味があるのだろう。そのように感じられる方もいらっしゃると思います。

この段落をまとめると、以下のようになります。
1 H温泉は湯治場としてスタートした。
2 効能に関する評判を聞いて、遠方から客が来るようになった。
3 温泉宿が、「農家の片手間」から「本格的な温泉旅館」に発展した。
4 H温泉組合が結成された。

ここから言えることは、H温泉の温泉地としての魅力は温泉そのものであり、天然温泉付きライフケアマンションの出現による湯量低下で温泉としての魅力が低下した途端に、生き残りを探る状況に陥っていると言えます。言うなれば、温泉以外の魅力を高めてこなかった「ツケ」が回ってきたと言ってもいいでしょう(少々乱暴ですが)。

このように考えると、第5問の意味を理解することができるでしょう。診断士として回答する皆さんは、その中でB社にもメリットが有る何かを、B社から組合に提案してもらうという方向で考えればよいのです。

与件文のミクロな解釈も大事ですが、こうして大局的に与件を俯瞰する目も大事です。そうすれば、「なぜこんなところにこんな与件が?」と言って慌てることも少なくなるのではないでしょうか。

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